2022年12月25日 第38回がん哲学外来「大仏さんカフェ」

1年最後の「大仏さんカフェ」は役員全員参加で開催。

参加者から抗がん剤のイメージ(悪い)を少しでも払拭するため、抗がん剤を経験された方々の体験を聴く機会となった。

・味覚障害や食事完食迄2時間を要したこと。  ・湿疹ができ中止して現在に至る。

・人々との会話を大切にした生活。            ・24時間点滴を乗り越えた。

・治療後、副作用で他の科にかかるようになった。・体調は最高の状態で治療に臨みたい。

・治療の選択はステップの分かれ道なので大切にしたい。

・当時の治療が最適だったのか医師に聞きたい。

など多くの話を聞くことが出来、今後治療をされる方に参考となるものでした。

サンタクロース🎅の飛び入りさんもあり、いつもと違った「大仏さんカフェ」を開催することが出来ました。(サンタさんから楽しみの🎁もありました)



2022年11月27日 第7回県民交流大会「がん体験談と勉強会」


2022年11月27日 第7回県民交流大会「がん体験談と勉強会」

3年振りの開催で、66名収容のところコロナ禍につき30名の募集としました。

奈良県全がん種の患者会だからこそ出来るがん体験談では、中咽頭がんと胆管がんの話で参加者に元気を与えてくれました。

中咽頭がんの患者さんは、手術後放射線治療と抗がん剤治療に対して、持参による賞状に3名の医師の名を入れてもらい表彰状を受理。

胆管がんの患者さんは、非常に困難な手術を耐えて来られたのは、世界の山々を制覇された基礎体力のおかげで、退院後は軽い仕事から始められ6か月後には大阪までフルタイムでの勤務は、がんであっても、“がんと就労”そのものでした。

2015年に奈良県立医科大学 岡本左和子先生による「先生ともっと話がしたい!」のご講演をいただきました。その後、がん患者さんとの話の中で診察時に自分の思いが先生に伝わらない、なかなか話ができないなど先生とのコミュニケーションが問題と考えられるため今回は、身近な方(看護師さん、がん相談支援センター相談員さん、友達)にペルプを求め、先生との会話はメモに書き留めて1分程度とする等、患者の努力も必要であることの話しでした。

 

NCN若草の会では、奈良県立医科大学の医学生2年生の授業では、“患者の声として「患者と先生とのコミュニケ―ション」の話を毎年させて頂いております。



2022年9月25日 第37回がん哲学外来「大仏さんカフェ」

これまでいろいろな病院でセカンドオピニオンを受けられ10万人に6人という希少がんであるが今は何も出来ず、消化器に異常があるまで経過観察との事で不安は尽きないものである。

肺がんステージ4で抗がん剤を投与後、旅行もできるまで回復。しかし、再発により在宅医療に切り替えられたとのこと。

2025年には、65歳以上の高齢者の数が3,677万人に達すると推計されています。高齢のがん患者も増加しています。では、患者・家族は今後どうするのかを話し合っておかねばです。そして、かかりつけ医はあるか、訪問看護についての話題もあり、高齢がん患者はどのように医療と向き合えばいいのかが課題と感じました。

意思決定支援、地域の医療機関、介護事業所との連携などがあげられます。

 

毎回、いろいろな話題があり参加された方々に参考になるものでした。



2022年7月24日 第36回がん哲学外来「大仏さんカフェ」

 

未だ収束の気配もないコロナ禍での「大仏さんカフェ」も、少人数による開催が会員の皆様も慣れられて、患者・遺族の立場を超え近況報告と情報交換の、有意義な懇談の場となりました。各がん診療連携拠点病院では定期的に社労士さんの相談が行われてているが、「大仏さんカフェ」にも毎回社労士さんの参加があり今回は、障害年金のレクチャーにより自分は該当者でなくても、子供また知人に伝える、知ってもらえる知識を得ることが出来ました。

再発をしても家族旅行。同じがん種の方との交流を望まれる方。5年生存率が1桁のがん患者さんは手術2ヶ月の入院生活後6か月経過で大阪までフルタイムで勤務されていることは、“がんと就労”そのものでした。

 

毎回、参加をいただいている僧侶になるための大学院で学ばれていた方から「僧侶」になりましたとの言葉に、「大仏さんカフェ」での経験を活かしていただければと思いました。



2022年5月22日 第35回がん哲学外来「大仏さんカフェ」

 

 

コロナ禍前よりも開催の回数を増やしての「大仏さんカフェ」で想いを語っていただいております。

Zoom開催を考えましたが通信環境などを考慮し、対面での開催が「伝わってくる」と言えます。

今回もいろんながん種の方々の参加と、若くして奥様を亡くされたご遺族の方が初めて参加されました。

がんは完治が無く再発と転移が常に付きまとい、がん患者の心を不安にさせています。乳がん歴17年の患者さんは14年後に再発されましたが治療中でも気持ちは前向き。悪性リンパ腫の方は5%の確率の抗がん剤にすべてを掛け寛解。

 

今回の参加者はひとり暮らしの方が多く、一人での闘病に不安を感じられていることがよく分かり、対面でのがん哲学外来「大仏さんカフェ」の意義が大きいものでした。いろいろな話題に、みんながワハハと笑い、うふふと微笑む楽しいひとときは、患者・家族にとって互いに寄り添える時間となりました。



2022年3月27日 第34回がん哲学外来「大仏さんカフェ」

隔月開催のがん哲学外来「大仏さんカフェ」は、公共施設にて少人数で思いを語り合っています。

今回もいろいろながん種の方、立場の違う方の参加がありました。

20年前にがんに罹患。その1年前にご主人を亡くされた方は、80歳を超えられていてもお美しく驚くほど元気な方でした。参加できることを喜んでいただきその方から元気をいただき、前向きな生き方を教えていただきました。参加していただいた皆様からのご意見として、

倒れた時の不安(地域との繋がりの再確認)、介護施設入所(安心を求めるため)、エンディングノート(必要となる情報を残すための)など、伝えたいことの整理と必要性が伝わり、元気なうちに就活をと、みんな笑いながらいろいろと語り合うひと時でした。

孤立、孤独をなくすためカメラクラブに参加して素敵な風景をパチリ!の提案。PC、スマホが苦手だという方には即、使い方の説明もあり、参加して良かった。楽しかったの、がん哲学外来「大仏さんカフェ」となりました。



2022年1月23日 第33回がん哲学外来「大仏さんカフェ」

明日、手術入院されるがん患者さんが参加。皆さんから元気をいただきに来ましたとのこと。

ピア(仲間)がいるっていいなぁ~でした。

がん種によっては同じ病名が見当たらない血液のがん患者さんが参加。

病名は違うが13年が経過の血液のがん患者さんが参加。

この方の存在が心丈夫になり貴重な2時間を過ごされました。

今回の参加者のほとんどが60歳以上で生命保険(先進医療、認知症対応)についての質問では“備えあれば憂いなし”でまずは、「今一度、加入している保険の内容確認」を伝えるこにしました。

いろいろな方の話の中に、どれだけ臓器を取っても障がい者扱いにはならないという言葉に納得。

障がい者の患者会に対しての助成の種類は多いが、がん患者会に対する助成は殆どないのが現状です。

孤立、孤独をなくすためにも、がん哲学外来「大仏さんカフェ」の役割、寄り添いの重要性を感じ取ることが出来ました。